走りながら眠れ
作:平田オリザ / 演出:あごうさとし
出演:辻本佳・川瀬亜衣
2017年1月19日(木)〜1月22日(日) 会場:アトリエ劇研 (京都府)
2015年の秋に、能島瑞穂さん、古屋隆太さんが演じる「走りながら眠れ」を拝見しました。冒頭のあのささやかな歌声、つづく演技の静かな足運びのなかに、深い感動を覚えたことは今なお鮮明です。目の当たりにした舞台のすばらしさに加えて、私が20代のころに、大杉栄に触れて作品をつくった経験を呼び起こされたこともあったのかと思います。
演ずるに難いこの名作を、2人のダンサーと挑みます。ダンサーのテクニックを応用した身体表現を目指すわけではありません。ダンサーの身体を資源として、粛々と、会話の演技でたちあげてみようと思います。
大正時代のアナキスト大杉栄と妻の伊藤野枝。どこまでも己を貫いた彼らの最期の2ヶ月を描いた大人の会話劇です。
■スタッフ
舞台監督 浜村修司 / 照明 池辺茜 / 美術制作・宣伝美術 吾郷泰英 / 制作 長澤慶太
主催:アトリエ劇研、あごうさとし / 助成:アーツサポート関西