ペンテジレーア
2020年10月17日(土)~10月26日(月)
会場:THEATRE E9 KYOTO
ギリシヤ軍とトロイ軍の戦に突如として乱入する
女だけの国の女王ペンテジレーア。
次代の女子を残すために女王とその軍は、男を狩りに戦場に赴く。
ペンテジレーアはそこで、ギリシヤの英雄アキレスと出会い、戦い、愛に身を焦がす。
その愛は、アキレスの心臓を犬と共に噛み付き食い破る。
この表現について初演当時、ゲーテからは強い批判を浴びたそうだ。
男との生殖の儀礼を薔薇祭とよんでいる。作中では具体的に表現されていないこの「薔薇祭」に着目し、本作品を俳優と音楽家とダンサーと美術家の異なった言語で儀礼的な演劇作品を試みる。
予想をしていなかったペンテジレーアの登場とその猛威は、私たちの身体に宿る病の在り方にもにているようだ。
予想はできなくとも、常に立ち現れる現実でもあり、新たな円環を生み出す私たちの別の声とも考えられるのではないだろうか。
あごうさとし
演出|あごうさとし
原作|ハインリッヒ・フォン・クライスト
翻訳・ドラマトゥルク|仲正昌樹(金沢大学教授)
出演|太田宏(青年団) 太田真紀(声楽家) 葛西友子(打楽器奏者) 辻本佳 マリーハーネ 村岡優妃(劇団三毛猫座)
美術|マリーハーネ
音楽|伊左治直
衣装|川口知美
舞台監督|浜村修司
演出部|竹腰かなこ
照明|吉本有輝子(真昼)
照明オペレーター|鎌江文子
音響|西川文章
音響操作|森永恭代
小道具・メイク|吾郷泰英
字幕操作|柴田奈緒
制作|芥川実穂子 福森美紗子
制作ドラマトゥルク|長澤慶太
宣伝写真|金サジ
宣伝美術|永戸栄大
技術協力|KOTOBUKIYAYA
主催|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
助成|芸術文化振興基金助成事業 京都府文化活動継続支援補助事業 文化庁文化芸術活動の継続支援事業